ヨーロッパ文化の源流: 聖書・神話の世界から歴史へ (丸善ライブラリー 85)
- 丸善出版 (1993年5月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621050859
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパの歴史の背景には、宇宙にきらめく星座のごとく、ギリシャ・ローマの神話に登場する神々や英雄たちが輝いている。彼らは、大地や天空を駆け巡り、世界を、宇宙を、そして人間とその心を形造った。一方、ヨーロッパ人の苦悩、原罪は神の子イエス・キリストによって救われ、宗数、倫理、様々な価値や観念が聖書を通して育まれていった。このようなヨーロッパ文化、ヨーロッパの人々の精神を形成していった神話・聖書に表された象徴的な言葉を取り出し、その本質に迫る。
感想・レビュー・書評
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ヨーロッパの歴史の流れを遡ってゆくと、そこには神話の世界、聖書の世界が現れてくる。
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他書にない広範な視点でコンパクトにヨーロッパの思想を主に宗教と神話の観点でまとめてあり読み物として面白い。
ただ、正式なギリシア語の発音なのか、はたまた筆者の意識の高さからくるものなのか不明だが、とにかく登場する神々や地名などが一般的な記載と異なり読みにくい(ポセイドーン、ホメーロスetc.)。この領域に関心が高い人ほどかえって鼻に付くのではないかな、と要らぬ心配をしてしまう記述になっているので、数ページ中を見てから読まれるとストレス無く読破できると思う。
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