- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621053805
作品紹介・あらすじ
本書では商品番号、社員番号、クレジットカード番号など、身近にある様々なIDを通じて、IDの秘密に迫る。身近なようで奥が深いIDの世界をIDの第一人者が平易に解説した。
感想・レビュー・書評
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非常に面白く読めました。
バーコードの話に始まり、最後はシステムで付与するIDに関する考慮点まで幅広くIDについて語られています。
適度に配置されたコラムがまた面白く、ここまで書いてもいいのかな?と思いながらも楽しく読ませて頂きました。
最後の2章(7,8章)については、エンジニアの以外の方やエンジニアになられたばかりの方たちにぜひ読んで欲しいと思いました。
もちろん、エンジニアの方にも読んでほしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルから内容をイメージしにくいかもしれないけれど、この内容をこれだけライトにまとめているのは良いなと思った。
注が、どうでもよすぎて笑える。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:007.1//Sa85
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勉強になりました。
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ID IDとちやほやしたところで何が残るのだろうか。確かに絶対的便利性はデジタルにかなうものはないのだが、その裏にあるアナログを補完することによりより良い使いやすく、不便なものを作らなければ、もしくは考えなければこれから先はうまくいかないと思う。
そのヒントとなるものがちらほらと隠れ見えるのだが捕まえるには程遠い。 -
IDに関する幅広い情報が詰まった内容。技術的には物足りない。
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* コラムが多く、とても面白かった。
* 佐藤一郎先生らしい語り口で、そこも面白かった。
* 非常に幅広い分野について扱っていたので、ID 設計について悩んでいる人にとっては参考になる点がおおいと思う。
** 個人的に、今現在は悩みはなかったので、そういう意味では刺さらなかった。が、とても勉強になった。 -
バーコードやセキュリティの本ならいろいろあるが、IDに特化した本ってのはありそうでなかったかも。
新聞報道されている実証実験は失敗している法則(本当にうまくいっている実験はこっそりやっているし、そもそも補助金など使わず自前の金でやっている)。すべての分野に当てはまるとは思わないが、心当たりがなくもない?
一時期大々的に打ち上げて尻すぼみになったICタグ普及の失敗から、いろいろ教訓が得られそう。
・個体識別の不要(ID対象の間違い)e.g., 大根一本一本にICタグを付けても誰もうれしくない。
・ビジネスモデルの欠如 利益受益者と費用負担者は誰か?
・認識率の低さ 認識率と商品単価の関係
・バーコードで十分
・ICタグ単価よりも情報システムコスト 情報システムコストは見落とされがち。システムソフト屋はもっとここに着目すべきでは。その流れがIoTなどかも。 -
裏話のようなことが随所に記載あり、興味深く読めました。
国(補助金)がいかに役に立っていないか、わかります。
都合のいい前提で話を進めてはダメということです。
ID の設計も、そこを踏まえて議論しないと。