量子元年、進化する通信 (丸善ライブラリー)

著者 : 佐々木雅英 根本香絵 池谷瑠絵

• 丸善出版 (2014年4月9日発売)

感想・レビュー・書評

[城西大学水田記念図書館さんの感想 · 2014年10月10日]

新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号：007.1//Sa75

[oracchaさんの感想 · 2014年8月9日]

最近量子コンピュータに関する記事をよく目にしますね。山本先生@NIIあたりが発信源ではという噂も耳にしましたが、ImPACTも始まるようですし、成果を楽しみにしたいと思います。
閑話休題。冒頭にD-WAVEの話が出てくるので、量子コンピュータの話がもっと出てくるかと思いきや、基本的に量子通信の話。これは（古典的な）量子コンピュータよりずっと現実的な話である。
量子アニーリングマシンはスケールしない。D-WAVEは地味なノイズ制御技術がすごいということから始まり、通信とは、シャノンの仕事など、ノイズとの戦いの歴史であるという話に繋がる。量子効果は現在の半導体技術でも活用されているが、それを量子ひとつひとつを制御するというのが、量子情報処理である。