アルゴリズムとデータ構造 (基礎のツールボックス)

著者 : K.メールホルン S.サンダース 浅野哲夫

• 丸善出版 (2012年2月29日発売)

感想・レビュー・書評

[別府さんの感想 · 2022年10月28日]

・コード例はC++で書かれている。

【書誌情報】
『アルゴリズムとデータ構造　基礎のツールボックス』
原題：Algorithms and Data Structures-The Basic Toolbox: the basic toolbox
著者：Kurt Mehlhorn(1949-)
著者：Peter Sanders(1967-)
訳者：浅野 哲夫 (1949-)
発行元：丸善出版
　　注記：シュプリンガージャパンより2009年6月に出版された同名書籍を再出版したもの。
発行年月日 2009年06月
判型 B5変
ページ数 366ページ
ISBN 978-4-621-06187-9
Cコード 3055
ジャンル 電気・電子・情報工学 > 情報・コンピュータ > アルゴリズム/データ構造

コンピュータを応用して何か自明でないことができるときにはいつもその中心にアルゴリズムが存在する。本書は効率の良いアルゴリズムを開発するための道具箱を提供することを目的として著された解説書である。本書では、まず最初に実世界で生じる問題について論じることから始め、何が問題なのかを本当に理解できるように言葉だけで解説した後、必要最低限の数学的表現を用いた簡単な解について詳しく説明している。
　さらに、理論的な解析だけでなく、C、C++、Javaなどの言語で実装する際のライブラリの有効利用や実装面での工夫など、実用的に役立つ記述も豊富である。著者のＫ. メールホルンは現在ドイツのザールランド大学教授であり、マックス・プランク情報科学研究所所長。アルゴリズムライブラリLEDAの創始者の一人である。

【簡易目次】
第１章　食前酒――整数計算
第２章　序論
第３章　配列と連結リストによる列の表現
第４章　ハッシュ表と連想配列
第５章　ソーティングと選択問題
第６章　優先順位付きキュー
第７章　ソート列
第８章　グラフの表現
第９章　グラフの走査
第10章　最短経路
第11章　最小全域木
第12章　最適化のための汎用的な手法