現代建築家ガイド111人: 安藤からズントーまで

著者 : Kester Rattenbury 岸田麻矢 高橋正明

• 丸善出版 (2004年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

世界で最も影響力のある現在活躍中の建築家の情報が手許にあったらと思ったことはないだろうか。本書は、今日最も刺激的な仕事をしている大御所から新進気鋭の若手まで世界を代表する建築家111人を、そのキーとなる作品を中心に紹介する。見やすく生き生きしたデザイン、豊富な図版と写真によって今日の建築の多様な断片を垣間見ることができる貴重な一冊である。

感想・レビュー・書評

[こねさんの感想 · 2023年1月5日]

111人の建築家をアルファベット順で紹介。知ってる建築家もあれば知らない建築家もあったり。

日本人は、安藤、坂、長谷川、磯崎、伊東、黒川、槇、SANAA、丹下の9組10人。正直なところこの人選が妥当なのかよくわからない。今なら隈研吾も入るんだろうな、掲載された建築家だけでなくて選外となった建築家も知りたいところ。最終的に選外になった建築家リストがついてると、著者たちがどんな基準や視点で人選したのかわかりやすいと思う。

[MOSAKIさんの感想 · 2004年10月24日]

世界中の現代建築家を紹介する本は腐るほど出ています。この本もその名の通り111人の世界の建築家集。けど、開いてみて何がいいって、著者の黒川さんが一人一人の建築家についてテキスト解説がある。ただ見た目・スタイルで捉えるのではなく、その建築家が何を考え、あるいは建築的な文脈の中ではどういう立ち位置にいるのか。　text50% visual50%で非常にバランスの取れた一冊です！！