ブット・グラフ・カペル 界面の物理と化学

  • 丸善出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621300794

作品紹介・あらすじ

表面、界面を本質的に理解するための入門書。基礎から丁寧に解説。水や高分子、生体膜などのソフトマターの表面現象に重点をおき、基礎方程式の導出もしっかりとなされている。数式の展開は省略せず、高度な数学の知識がなくとも界面の現象を理論的に理解できる。豊富な具体例と文献により、学生だけでなく研究者にとっても大きな助けとなる書。

感想・レビュー・書評

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  •  (主に高分子に関する)表面・界面現象の科学的理解を求めて本書を購入しました。全体を通じて化学というよりは物理よりの本であり、様々な界面現象に対して科学的取り扱いを勉強することができました。
     本書が優れている点は、見やすいイラストをもとにある程度数式を用いて都度モデルを確認しながら勉強を進められる部分です。必要な理論的知識はほぼ前半のパートで説明されており、本書が説明を試みている範囲においてはself-consistentに読むことができます(そもそも人類の知識が追い付いていない部分はさておき)。数値例や演習問題も豊富なので、手を動かしつつ進めることもできると思います。また、本書では扱いきれないより詳細な情報に関してはその都度参考文献として当該分野の総説が示されており、分野の包括的なガイドとして機能しているなと感じました。
     いくつか強いて不満な点を挙げると、タイトル名に「化学」が入っている割には物理の話ばかりなのと、たまに訳文が日本語として怪しいのが惜しい部分かなとは感じました。

  • 界面物性についてここまで完成された文献も珍しい。常に携帯したい。

  • 請求記号 431.86/B 97

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