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- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621305805
作品紹介・あらすじ
NHK のスイスでの自殺幇助ドキュメンタリー番組放映後、「死ぬ権利」、「安楽死」を認めろという声が大きくなった。しかし、「死ぬ権利」があるからといって、安楽死が可能になるわけではない。年に安楽死法が成立、毎年人程が安楽死しているオランダでは、安楽死で訴追されるケースはなかったが、年の認知症患者の場合ではついに訴追されるケースとなった。本書では、この認知症患者の安楽死裁判を丁寧に追うことで、オランダ安楽死の考え方、患者の「死ぬ権利」は安楽死の必要条件ではあるが、十分条件ではないということを提示するとともに、安楽死に手を貸した医師が訴追されないために必要な条件を明らかにする。また、認知症患者の事前意思表示書の有効性から、治療中止を求めたフランスの「ランベール事件」の裁判や、「福生病院透析拒否事件」と比較しながら、安楽死の在り方の根本考えるための話題を提供する。
感想・レビュー・書評
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オランダの事情が分かる稀有な一冊
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490.154||Mo
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