弁証法的想像力―フランクフルト学派と社会研究所の歴史1923‐1950

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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622019473

作品紹介・あらすじ

著者のジェイは、おそらくはじめて、「社会研究所」をめぐる思想家たちの多様な営為を一つの展望のなかに囲いこんだ。これまで知られなかったこれら思想家の結びつきが明らかにされ、これまで知られなかったヨーロッパとアメリカの思想圏の交錯が解明されて、この展望は、さながら一個の20世紀思想史ともいうべき拡がりをもっている。それは、これら思想家集団の思想史的外延の広さでもあるが、ジェイは、フランクフルト学派についてはもちろん、20世紀西欧思想史を語るときに逸することのできぬ書物を書いたといえよう。

著者プロフィール

マーティン・ジェイ(Martin Jay)
1944年生まれ。1971年ハーヴァード大学哲学博士(歴史学)。以来、カリフォルニア大学バークレー校でヨーロッパ思想史を担当。現在は同校名誉教授。「フランクフルト学派」の「批判理論」の思想史的領野をアメリカからの視座で分析する研究を開始。のち、ヨーロッパ(とくにフランス)20世紀思想を「視覚の権威剥奪」の契機から読み解く思想史的分析などに研究対象を広げている。邦訳書に『弁証法的想像力』(みすず書房)、『マルクス主義と全体性』(国文社)、『アドルノ』(岩波現代文庫)、『永遠の亡命者たち』(新曜社)、『暴力の屈折』(岩波書店)、『力の場』、『世紀末社会主義』、『文化の意味論』(以上、小局刊)、編著に『ハーバーマスとアメリカ・フランクフルト学派』(青木書店)、『アメリカ批判理論の現在』(こうち書房)ほか。

「2024年 『うつむく眼〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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