トルコ近現代史―イスラム国家から国民国家へ

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622033882

感想・レビュー・書評

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  • 概説書。便利。

  • 衰退期のオスマン帝国から、セリム3世にはじまる改革期を経て、20世紀末のトルコ共和国に至る歴史。邦語で最もよくまとまったトルコ近現代史の概説書らしい。前半はけっこう文学的な味付けもあって面白く読めるのだが、後半に行くに従って事実のみの叙述に留まるようになり、読み物としての面白みは薄くなる。

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著者プロフィール

1953年、東京に生まれる。東京大学大学院東洋史専攻博士課程単位取得退学。大阪市立大学文学部助教授、東海大学文学部助教授、東京外国語大学外国語学部教授などを歴任。東京外国語大学名誉教授。トルコ歴史協会名誉会員。専攻はオスマン帝国史、トルコ近代史。著書にTurkish Nationalism in the Young Turk Era (Leiden: E.J.Brill, 1992; Tansel Demirel訳、Jon Turk Donemi Turk Milliyetciligi. Istanbul: Iletisim, 1994)、『トルコ近現代史――イスラム国家から国民国家へ』(みすず書房、2001)、『オスマン帝国はなぜ崩壊したのか』(青土社、2009)、『憲法誕生――明治日本とオスマン帝国 二つの近代』(河出書房新社、2015)ほか。訳書に、ジェム・ベハール『トルコ音楽にみる伝統と近代』(東海大学出版会、1994)、監訳書 に、M・シュクリュ・ハーニオール『文明史から見たトルコ革命――アタテュルクの知的形成』(みすず書房、2020)ほか。

「2021年 『オスマンvs.ヨーロッパ 〈トルコの脅威〉とは何だったのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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