歴史としての戦後日本〈上〉

制作 : アンドルー ゴードン 
  • みすず書房
3.29
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622036791

作品紹介・あらすじ

日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など"当然至極"の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。

感想・レビュー・書評

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  • GA2b

  • アメリカの研究者らによる、戦後日本についての歴史論文集。それぞれの視座で、戦後日本歴史を追っていく。おもろい。

  • 「読みたい本」

  • 日本人以上に「敗北を抱きしめて」いるダワーの冒頭の論文はさすが。だが、「JapanではなくJapans」という認識枠組み以上の物は結局生まれておらず、『敗北〜』を読んだ人は別にいいんじゃないかという噂もチラホラ

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