パウル・クレー 新装版: 遺稿・未発表書簡・写真の資料による画家の生涯と作品

  • みすず書房
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622049036

作品紹介・あらすじ

著者は画家パウル・クレーの一人息子で、彼による父クレーの生涯と作品に関する評伝が本書である。本書の母胎になっているのは著者が父についてもっている思い出と愛情である。主観的告白に陥るのを避けるために、著者は自己の記憶を客観的記録によって裏づけ、豊富な資料を縦横に駆使して画家の姿を描き出し、遺作保管者にふさわしい綿密な考証を行っている。さらに本書には画家がその妻をはじめ、父や姉や息子に宛てた未発表の多くの手紙が収録されていて、それらは家庭人としてのクレーの姿を浮びあがらせると共に、『日記』とならんでわれわれをクレーの内的世界に導く貴重な手がかりを提供している。ほかに、カンディンスキーやフランツ・マルクなどとの往復書簡が発表されており、これらの友人たちとの交わりの叙述は、バウハウスを中心とする芸術運動の記録として美術史的にも興味ある資料である。その他、クレー自身が書いた自伝的覚書や、クレーの姉の手になる回想や、『創造の信条告白』の最初の草稿など、本書が含んでいる多くの未発表の資料は、著者自身の思い出と共に、この書物に特別の重要性を与えている。

フェリックス・クレーの作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×