歴史哲学についての異端的論考

著者 : ヤン・パトチカ 石川達夫

• みすず書房 (2007年9月15日発売)

作品紹介・あらすじ

夜と戦争と死の時代であった20世紀に向けて立てられた終わりなき問いと答え。フッサールとハイデガーを継ぐ哲学者が民主的チェコと人類の歴史に残した遺産。

感想・レビュー・書評

[オーワダ125さんの感想 · 2010年8月8日]

　デリダ「死を与える」のために読了。フッサール、ハイデガーの現象学を学んだパトチカによる歴史についての考察。旧約聖書から始まり、アーレント、ギリシア哲学者、ニーチェ、フッサール、ハイデガーの論考を手掛かりに歴史について論ずる。フッサール、ハイデガーを読んだら、読みなおそう。しかし、歴史というより、宗教論に近い気がする。。