ヒステリーの発明 ―― シャルコーとサルペトリエール写真図像集(下) (始まりの本)
- みすず書房 (2014年1月25日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622083696
作品紹介・あらすじ
「19世紀末パリ。シャルコーはまさしくそこでヒステリーを発明した。従順に身体の演劇性を増幅していくヒステリー患者たち。こうしてヒステリーの臨床医学はスペクタクルになった」。デビュー作にすべてがある。今や表象文化論の第一人者ユベルマンの主著、待望の増補新版。シャルコーからフロイトにつながる、精神医学/精神分析の誕生の現場を捉える。下巻に、長文のあとがきを付す。
感想・レビュー・書評
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ヒステリー患者の身体の諸イメージを結節点として、感性学と医学が交わる点に注目してヒステリーを読み解いている。感覚麻痺を起こすヒステリーの身体は、その症候を再現しようとする医者によってドラマ化され、そして現実の身体から逃れようとする。
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