九津見房子、声だけを残し

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 17
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622089254

作品紹介・あらすじ

日本初の女性社会主義団体赤瀾会を結成、多くの労働運動や産児制限運動に参加し、治安維持法初の女性検挙者となり、ゾルゲ事件に連座した九津見房子(くつみ・ふさこ 1890-1980)。奔放に自分のために生きた金子文子や伊藤野枝とも、知識の女性であった山川菊栄とも違い、著作も派手な活動もなく社会主義のために自らの良心に従って行動しつづけた九津見房子の生涯とその時代を生き生きと描く。

感想・レビュー・書評

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  • 女の本屋 > 著者・編集者からの紹介 > 斎藤恵子著『九津見房子、声だけを残し 』   黎明期の社会主義からゾルゲ事件へと生きた女性の評伝  ◆斎藤恵子 | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network
    https://wan.or.jp/article/show/9190

    九津見房子、声だけを残し | みすず書房
    https://www.msz.co.jp/book/detail/08925/

  • 赤瀾会のお姉さんたちが、日本の女性で初めてメーデーに参加しました。それから、ちょうど100年です。

  • 九津見房子さん、初めて知った方です。その人生の足どりを思想にまみれた口調ではなく、地道に、女性の視点から(男性だと見過ごしてしまうような気配りなどに目が届いている)書いた評伝。

  • 東2法経図・6F開架:289.1A/Ku94s//K

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著者プロフィール

1950年岡山県生まれ。岡山大学法文学部史学科卒業。企業勤めを経て2008年から2014年まで私立高校講師。詩人。エッセイスト。日本文藝家協会会員、日本現代詩人会会員、日本詩人クラブ会員。岡山県詩人協会会員。詩集『樹間』『夕区』『無月となのはな』(第50回晩翠賞)『海と夜祭』『夜を叩く人』『熾火をむなうちにしずめ』。岡山市文化奨励賞、岡山芸術文化賞グランプリなど受賞。そのほか著書に『九津見房子、声だけを残し』(みすず書房、2020)。

「2020年 『九津見房子、声だけを残し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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