- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622090885
作品紹介・あらすじ
女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者や、危険な思想に傾く者、暴力に訴える者さえいた。しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題に目をつぶってはいけない。イギリス気鋭のジャーナリストが、長所と短所をあわせもつこうした「むずかしい女性」たちを描き出す。理不尽や不合理に立ち向かうための、あたらしいフェミニズム史。
感想・レビュー・書評
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私もむずい女になる
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悩みながら前へ進むフェミニスト達がいい。
ネットで色々バトルする第四波だからこそ、リアルなシスターフッドについても考えさせられる一冊。 -
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11522708
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00627668
女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。
たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は生まれながらにして男性に劣る」と書き残した。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。
しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一人ひとりの人間が、身近な不合理を少しずつ変えることでつくられてきた。
「むずかしい女性」たちがつくってきたこうした歴史の複雑さを、イギリス気鋭のジャーナリスト、ヘレン・ルイスが余すことなく本書のなかに描き出す。イギリス女性史と現代社会の出来事とを自在に往還してあぶり出される問題は、女性だけではなく社会全体の問題であることが見えてくる。社会の不合理や理不尽に立ち向かうための、あたらしいフェミニズム史。
(出版社HPより) -
確かにサフラジェットは美化されすぎてるなと思ってたから、実態を少しだけ知れてよかった。
女は難しいくらいが丁度いい。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50290779
https://wan.or.jp/article/show/10072#gsc.tab=0