家族の「遊び力」: 変わりゆく家族と子育てのはなし

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623038978

作品紹介・あらすじ

本書は、「なぜ子育てが難しく感じられるようになってきたのか」あるいは「なぜ育児不安という現象が社会問題になってきたのか」、そして「どうすれば、子育てが楽しくできるのか」あるいは「どうすれば、育児不安という現象を取り除くことができるのか」などについて、一緒になって考えるための手がかりを呈示することを目的にして書かれている。本書では、それがとくに家族の変容や社会の変容にもともと大きな根拠があるということ、だからそうした視点に立って、まず誰か一人の責任などではないということを理解し、何なにが悪いとか、誰だれの責任であるとか、と責め立てるのではなく、改めて新しい対応の仕かたを一緒になって考える指針を提供している。そして、いま問われているのは決して家族の教育力などではなく、家族の遊び力であること、加えて、家族の遊び力がなぜ問われるのかを紹介している。

著者プロフィール

野々山久也(ののやま・ひさや)
1967年 大阪市立大学大学院生活科学(旧家政学)研究科修士課程修了 
1980年 米国イリノイ大学大学院人類学・社会学研究科研修留学(客員研究員)
2005年 英国キール大学大学院人間科学研究科研修留学(客員研究員)
2013年 男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰(受賞)
現  在 甲南大学名誉教授   博士(社会学)
主要論文 
1967年 “Isolation of Nuclear Family and Kinship Organization in Japan”, Journal of Marriage and the Family, Vol.29, No.4, pp.783-796.
2000年 “The Family and Family Sociology in Japan”, The American Sociologist, Vol.31, No.3, pp.27-41, など。
著書編著
1977年『現代家族の論理』日本評論社
1985年『離婚の社会学』日本評論社
1992年『家族福祉の視点』(編著)ミネルヴァ書房
1996年『いま家族に何が起こっているのか』(共編著)ミネルヴァ書房
1999年『家族社会学入門』(共編著)文化書房博文社
2001年『家族社会学の分析視角』(共編著)ミネルヴァ書房
2003年『家族の「遊び力」』ミネルヴァ書房
2007年『現代家族のパラダイム革新』東京大学出版会
2009年『論点ハンドブック家族社会学』(編著)世界思想社
2014年『婚活コンシェルジュ』ミネルヴァ書房

「2017年 『家族実践の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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