狩野芳崖・高橋由一:日本画も西洋画も帰する処は同一の処 (ミネルヴァ日本評伝選)
- ミネルヴァ書房 (2006年2月10日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623045617
作品紹介・あらすじ
狩野芳崖(一八二八〜一八八八)・高橋由一(一八二八〜一八九四)同じ文政十一年生まれの狩野芳崖と高橋由一は、幕末明治の動乱を生き抜き、かたや近代日本画、かたや近代洋画の基礎をつくった画家である。本書は、この対照的な二人の人生と画業を通じて、日本画と洋画、伝統と革新とに揺れ動きながら「近代美術」が形成されていく様を描く。
感想・レビュー・書評
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2021.07―読了
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2012.8
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日本画と洋画の明治初期の動向を二人の画家の人生の比較を通して描いている。芳崖と由一とは活動上は全く交わることなく終わるのであるが、この激動の時代に日本の絵画の革新を試みたという共通点を持つ二人を取り上げた本書はひとつの歴史叙述としてとても面白い。
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