危機と再建の比較財政史

制作 : 井手 英策 
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623065790

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  • 現代日本における政府債務の需要構造
      民間貯蓄性預金による国債の引き受け
      ブンデスバンクの分水嶺1975年=買いオペは成功しなかった
      
    統制と強調の政府間財政関係
      地方財政制度が地方歳出の膨張をもたらした
      オーストラリアも同様の制度があるが、財政膨張はしなかった
      したがって制度だけの理由ではない
      スウェーデンは日本と対照的=地方税源が充実
      地方レベルの民主主義によって財政膨張を回避

    民主主義を変えるための予算制度改革
      シーリングの厳格さ、が歳出の膨張を招いた
      完了と政治家が、特別枠という別枠を互いに隠れ蓑にした
      アメリカは、一律削減の回避とともに、説明責任を課した
      スウェーデンは複数年度にわたる歳出シーリングとガイドラインによっ   て膨張を避けられた
      日本は、補正予算や特別枠の抜け穴、単年度主義による弊害がある

    普遍主義化への多様性
      ドイツ、フランスなどは税方式へゆるやかに移行している
      
    増税を可能にする条件
      日本は増税をしなかった間に、アメリカは所得税増税をし、フランスは一般社会税と呼ばれる新税を創設した。
      フランスはもともと所得累進性が低かった
      日本は所得税の控除の削減ができなかった

    日本型財政金融システムと財政赤字の非顕在化
      国内貯蓄の利用、量的緩和による日銀引き受け、
      しかし、ブンデスバンクの分水嶺では、金利引き下げ効果はないことを学習
      

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