- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623072927
感想・レビュー・書評
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そもそも中継ぎの天皇として即位した後白河天皇は譲位して院政を行った。時代の転換点に生き、多数の内乱を経験した複雑な人物について論じる。
2022年3月・4月期展示本です。
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場当たり的な対応で混乱を助長させた悪主なのか、動乱の時代を乗り切った強かな人物なのか、はたまた運が強かっただけなのか、読み終わってさらに自分の中の人物像が混乱したような気もする。源平争乱を天皇家の立場から見る視点も面白い。
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政治史や宗教関係史中心で、「梁塵秘抄」に結実した今様との関係について深く追究していない点が残念。
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後白河天皇:1127〜1192 平安時代末期の天皇
鳥羽天皇の第四皇子として生まれ、近衛天皇崩御ののち皇位を継承し、譲位後は上皇・法皇として院政を敷いた。保元・平治の乱、治承・寿永の乱と、激動の時代を生き抜いた法皇の真の姿に迫る。
[ここがポイント]
◎ 激動の時代を生きた天皇の生涯を、平易な文章で描き出す。
◎ 武士、貴族、仏教勢力三つ巴の権力抗争の中で君臨しえた理由に迫る。