本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623078011
作品紹介・あらすじ
荒廃が叫ばれる日本の教育、その新たなすがたを見出すため、いまふりかえるこの国の学びの歴史。寺子屋・藩校・私塾といった江戸時代の学びの場に蓄積された教育遺産とは何か。明治維新ののちはじまった「国民教育」とともに、日本は何を手にいれ、何を失ったのか。そして敗戦後、占領下の教育政策をへて、いかにして現代の日本人が誕生したのか。学びのかたちの変遷に現代へのヒントをさぐる、温故知新の教育読本。
感想・レビュー・書評
-
序章だけ読んだ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素晴らしい本でした。
日本人の精神の根幹を形作った江戸期の学びから、GHQの占領政策、そして現代日本の抱える問題までが、日本人が今は失ってしまった日本人の学び、教育という最も大切な軸を中心に見事に解説がなされています。
著者の沖田先生の経歴を見ると、ハワイ大学に一時期おられた様子。私の尊敬する今は南山大におられるハイジック先生もハワイ大学に一時期おられて、Japanese Philosophyの本を書いておられる。
海外において最も本質をついた日本文化研究をしているのはハワイ大学なんでしょうかね。日本の精神の原点の一つがハワイにあるというのも、意味のないことではないと思います。多くの人がハワイは観光地としてしか見てませんが、日本の幕末から現代に至るにおいて、実は大きな関係がある。リゾートとしてしか見ていないバリにしてもそうですね。
巻末の参考文献も助かりました。これで、ルビンジャー先生にたどり着いた。日本人ならば是非一度読むことを進めます。
全5件中 1 - 5件を表示