- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623082780
作品紹介・あらすじ
鉄道事故の中でもトンネル火災事故は甚大な被害に繋がるリスクが高い。本書は、日本で最も多くの死傷者を出した北陸トンネル火災事故と世界的な大規模災害となった大邱地下鉄火災事故を中心に、乗客の避難行動、乗務員などによる救助活動に関する証言を収集・分析。被害拡大に影響を及ぼす様々な要因を分類、検証し、得られた知見から、従来の対策における課題や、異常時に遭遇した乗客の心理状況を踏まえた被害軽減策の提言を行う。
感想・レビュー・書評
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主に鉄道トンネルにおける火災対策について、これまでの災害事例をもとに書いたもの。博士論文をもとに書いたものらしい。
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博士論文
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序章:甚大な被害をもたらす鉄道トンネル事故
第1章:鉄道トンネル火災事故の歴史と異常時の人間心理・行動特性
第2章:山岳トンネルにおける火災事故
第3章:都市トンネル(地下鉄)における火災事故
第4章:効果的な避難誘導の検討
鉄道トンネルで発生した火災について、
・重要事故の説明
・そこから導きだされる設備(ハード)心理(ソフト)面での教訓
を記述。
事故の説明を読むにつけ、個人で危機に瀕した際は「変だと(ダメだと)思ったらすぐ逃げる」が重要であることを強く感じました。 -
東2法経図・6F開架 686.7A/Y86t//K