一票の較差と選挙制度:民主主義を支える三層構造

著者 : 岩崎美紀子

• ミネルヴァ書房 (2021年12月27日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、選挙を、（１）投票価値の平等（一票の較差是正）、（２）票を議席に転換するメカニズム（当選者の決定方法）、（３）投票行動（有権者の選択肢）の三層構造として体系的に捉え、分析する。選挙は民主主義の根幹であるが、日本の制度は国民の政治参加としての視点が弱く、政治の恣意に翻弄されやすい。本書は諸国との比較も行いながら日本の特性を客観的にあぶりだすとともに、衆議院だけでなく、参議院と地方議会の問題点も検証する。注目を集める「一票の較差」問題を基底に、民主主義を支える基盤としての選挙制度が日本でいかに是正されるべきか、体系的に思考する必読書。

感想・レビュー・書評

[摂南大学図書館寝屋川本館さんの感想 · 2022年8月4日]

摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50275093

[桜美林大学図書館さんの感想 · 2022年6月24日]

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/891850

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2022年2月3日]

東2法経図・6F開架：314.8A/I96i//K

著者プロフィール

筑波大学名誉教授

「2021年 『一票の較差と選挙制度』 で使われていた紹介文から引用しています。」