- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784627078413
作品紹介・あらすじ
現代数学の華々しい分野として位置づけられている代数幾何学。しかし本格的に学ぼうとすると、膨大な量の理論を身に着ける必要があり、初学者が学習を進めていくのはハードルが高い分野でもあります。
本書は、学部レベルの代数学の知識だけを出発点として、代数幾何学を学ぶ入門書です。具体的な計算が数多く取り上げられており、幾何学的なイメージを膨らましながら読むことができます。また、代数幾何学で用いられる「代数学的なテクニック」がなぜ必要になるのかが懇切丁寧に説明されており、理論の流れが理解しやすいように配慮されています。
感想・レビュー・書評
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◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC05037141詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
行間はかなり詰まっている。構成がよく練られており、代数幾何の醍醐味が味わえる。記述も、代数幾何の「こころ」に触れていて、教育的だ。
指標の講では、理解が届かなかった箇所があったが、雪江の代数3で補えた。 -
1つの章が短く、かつ読者の関心に応じて3つの順の読み方が記載されており読みやすい。説明も丁寧でわかりやすい。内容も特異点解消や、ホモロジー代数、以前から興味のあった特異点と表現論の絡みなど興味深い。
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請求記号 411.8/N 14
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面白いし例も豊富で発展性があるのだけれども、代数幾何というより、環論の本かなぁ。時間ができたらAtyah-McとSharpのおさらいを兼ねて読もうかと思うので、評はその時に。