電気自動車工学 - EV設計とシステムインテグレーションの基礎

著者 : 廣田幸嗣 小笠原悟司 船渡寛人 三原輝儀 出口欣高

• 森北出版 (2010年12月17日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、EV設計を支える主要技術を体系化し、わかりやすく解説した入門書。車両の駆動システム構成や動力系の設計技術、重要な構成部品であるモータと電池、パワーコントロールユニットの技術と設計の勘所がわかる。

感想・レビュー・書評

[kaizenさんの感想 · 2012年4月12日]

電気自動車の2011年現在最も体系的な工学書。

走りに関する仕様

出力，トルクの仕様

電動機の選定

電池の選定

界面仕様

駆動回路設計

が大まかな手順とのこと。

駆動電動機，
電動機制御
電力変換
蓄電装置（電池）
電池制御
という大きな項目に区分している。

駆動電動機では誘導機と同期機など
電動機制御では，ベクトル制御など
電力変換では，インバータ，チョッパなど。

電気屋による設計という視点が強い。

振動，重量，耐久年数，発熱，電磁対策など，量産までに必要な細かい技術はより具体的な対象ごとに議論することになる。