本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634345102
作品紹介・あらすじ
この20年間の中国の変わりようや経済成長を誰が予測できただろう。貧しさと圧制に沈んでいた中国が「二十一世紀のスーパーパワー」になるという。だが、変わる中国の陰には必ず変わらない中国がある。変わるときほど「変わらない中国」をみつめなければならない。毛沢東時代が残したものを忘れてはならないし、党・国家・軍の三位一体も依然堅固のようにみえる。そのなかで「近代化」の未来はあるのかを展望するのが本書のねらいである。
感想・レビュー・書評
-
90年代末刊行の中国政治に関する図書なので、今から見るとまだまだ中国を途上国として見なしている感はあるが、著者が指摘する農村-都市格差や社会主義と資本主義の内部矛盾、経済で勝つしか国を引っ張れないイデオロギー不在といった問題意識は今でも通用するかも。
故郷は群馬(図書館職員)
所蔵情報:
品川図書館 209/Se22/51詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・中国の政治体制について、歴史的背景も踏まえつつていねいに記述している。
・実際にはどのような体制が取られているのか・・・共産党、国家、人民解放軍の3つのアクターがあり、強力な三位一体となっていることが特徴
真の「近代化」には、民主化が必要であるという考察も。
・ただ、出版が1999年なのでいかんせん話が古い。江沢民がようやく実権を握ったころの話で、いまどうなっているのかは自分でさらに補う必要がある。
全2件中 1 - 2件を表示