- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634413207
作品紹介・あらすじ
本書のいう「朝鮮」は、従来日本で通用してきた地理的概念としての表現である。枠組みはいわゆる国民国家の立場に立って、韓国と北朝鮮がたどってきた歴史的展開の総体を基本的な対象としている。
感想・レビュー・書評
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『朝鮮銀行』が興味深かったので(色々あたり)この本に至る。とてもまとまった通史。ただし、索引は(拾い忘れた項目もあるので)ちょっと甘いかも
【書誌情報】
著者:李成市 橋谷弘 山内弘一 武田幸男=編 田中俊明 糟谷憲一
装幀:菊地信義
価格:本体3,500円 + 税
在庫:在庫あり
ISBN:978-4-634-41320-7
シリーズ: 新版 世界各国史 2
刊行:2000年8月
仕様: 四六判 ・ 528ページ
〈https://www.yamakawa.co.jp/product/41320〉
【簡易目次】
口絵写真 [/]
まえがき(二〇〇〇年六月) [i-iii]
序章 隣国・朝鮮とその歴史的潮流 003
第一章 古朝鮮から三韓へ 013
1 古朝鮮以前の朝鮮半島
2 古朝鮮の虚実
3 楽浪郡の設置と在地社会
第二章 三国の成立と新羅・渤海 049
1 高句麗の発展
2 百済の興起
3 新羅の台頭と加耶諸国
4 新羅の統一と発展
5 新羅と渤海
第三章 高麗王朝の興亡と国際情勢 115
1 高麗の統一と東アジア情勢
2 高麗の発展と社会・文化
3 内外情勢の変動と武臣政権
4 高麗と元(モンゴル)の関係
5 高麗の滅亡と東アジア情勢
第四章 朝鮮王朝の成立と両班支配体制 165
1 建国と王朝支配体制の確立
2 士林の進出と体制の変容
3 日本と後金(清)の侵入と社会の再編
4 党争の激化と社会の変動
第五章 朝鮮近代社会の形成と展開 222
1 朝鮮の開国
2 開化政策への展開
3 自主独立と従属の岐路
3 朝鮮の植民地化
4 朝鮮近代の文化
第六章 植民地支配下の朝鮮 273
1 武断政治
2 「文化政治」と民族運動の進展
3 「満州事変」と朝鮮
4 皇民化政策の展開と朝鮮
5 植民地期朝鮮の文化
第七章 解放と南北分断 325
1 植民地からの解放と南北分断
2 朝鮮戦争と分断の固定化
3 韓国の李承晩政権
4 北朝鮮の社会主義建設
第八章 経済建設と国際化の進展 362
1 朴正煕政権と韓国のNIES化
2 主体思想の確立と三大革命の推進
3 韓国の民主化と経済構造の転換
4 北朝鮮の金日正政権への移行と経済の停滞
付録(横組)
索引/年表/参考文献/王朝系図/朝鮮総督一覧
朝鮮軍司令官一覧 国家元首一覧 写真引用一覧
執筆者紹介 [/]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝鮮に関する通史を読みたく購入。
古代・近代が厚い一方で、中世から近世が薄い印象があった。とはいえ、朝鮮史を一覧できたのは大変に便利であった。 -
朝鮮半島の通史。そこに勃興した諸国・諸王朝は東アジアの複雑な国際関係の中にあり、また超大国というべき中国歴代王朝と地続きの場所にあって、その影響と圧力を多大にうけながらも、したたかに立ち回って独自の文化を育んでいく。その生き残りの歴史には素直に驚きを禁じ得ない。
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昨今の朝鮮半島の状況を歴史的な背景から学びたいと思い購入しました。
近現代のあたりを中心に読みましたが、分厚く読むのが非常に大変でした。 -
[ 内容 ]
本書のいう「朝鮮」は、従来日本で通用してきた地理的概念としての表現である。
枠組みはいわゆる国民国家の立場に立って、韓国と北朝鮮がたどってきた歴史的展開の総体を基本的な対象としている。
[ 目次 ]
序章 隣国・朝鮮とその歴史的潮流
第1章 古朝鮮から三韓へ
第2章 三国の成立と新羅・渤海
第3章 高麗王朝の興亡と国際情勢
第4章 朝鮮王朝の成立と両班支配体制
第5章 朝鮮近代社会の形成と展開
第6章 植民地支配下の朝鮮
第7章 解放と南北分断
第8章 経済建設と国際化の進展
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
現在受講している放送大学の講座「北東アジアの歴史と朝鮮半島」のテキストと同一の執筆者がいるが、時代別に担当しているのだが、その部分はほとんど同じで、がっかりした。買う必要性がなかった。
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毒書中