トラが語る中国史: エコロジカル・ヒストリーの可能性 (ヒストリア 5)

著者 :
  • 山川出版社
3.11
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634490505

作品紹介・あらすじ

私はトラである。中国の東南部の山間地域に住むトラである。ヒトがたどった三千年にもわたる歴史を、私たち一族は見つめてきた。永い時間のなかでは、気候も変わり植生も変わる。野生動物とヒトとのかかわり方も、変わってきた。ヒトが私たちに畏れを抱いた時代もあった。ヒトによる開発が、私たちを追いつめていった時期もあった。トラとヒトとの関係の歴史を、エコロジカル・ヒストリーとして語っていこう。

感想・レビュー・書評

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  • ふむ

  • テーマ:寅

  • まさか本当にトラがしゃべり出す感じとは思わなかった

  • (後で書きます。死んで皮になって祀られているトラが研究者に取り憑いて一人称で語る中国におけるトラとヒトとの関わり、ひいては気候や環境の歴史という切り口が非常に効果的。参考文献リストあり)

  • ブログに感想書きました→http://d.hatena.ne.jp/victoria007/20130321/1363856488

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著者プロフィール

1957年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、立教大学文学部教授。専攻は中国社会史。著書に『中国の歴史9 海と帝国』『伝統中国─〈盆地〉〈宗族〉にみる明清時代』『シナ海域 蜃気楼王国の興亡』(以上、講談社)、『貨幣の条件─タカラガイの文明史』(筑摩書房)、『死体は誰のものか─比較文化史の視点から』(ちくま新書)、『人口の中国史─先史時代から一九世紀まで』(岩波新書)ほか。

「2023年 『戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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