歴史書を読む: 『歴史十書』のテクスト科学 (ヒストリア 19)

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  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634491908

作品紹介・あらすじ

西洋の古代から中世への転換期に、ひとりの教会人が後世へのメッセージとして書き残した史書『歴史十書』。それは伝えられるようにフランク人の歴史を記すことを目的としていたのだろうか。語られる内容だけでなく、テクストの分節構造を手がかりに、著者グレゴリウスがこの史書に託した知られざる意図を解き明かしてゆこう。

感想・レビュー・書評

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  • 「歴史十書」の簡単な紹介とその解釈なのだが、歴史十書そのものの紹介部分も「知られざる意図」という部分も量が少ない。前提の「通説」を知らないと新解釈を聞いても「ふーん、なるほど」としか言えない……

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著者プロフィール

1945年生まれ
1978年 早稲田大学文学研究科博士課程退学
名古屋大学文学研究科教授などを経て
現在 名古屋大学名誉教授、日本学士院会員、フランス学士院会員、博士(文学)

著書:
『修道院と農民』(名古屋大学出版会、1997年、日本学士院賞)
『ポスト・ローマ期フランク史の研究』(岩波書店、2000年)
『中世初期フランス地域史の研究』(岩波書店、2004年)
『歴史書を読む』(山川出版社、2004年)
『中世世界とは何か』(岩波書店、2008年)
『カール大帝』(山川出版社、2013年)
『禁欲のヨーロッパ』(中公新書、2014年)
『贖罪のヨーロッパ』(中公新書、2016年)
『剣と清貧のヨーロッパ』(中公新書、2017年)
『宣教のヨーロッパ』(中公新書、2018年)
『歴史探究のヨーロッパ』(中公新書、2019年)
『フランク史I クローヴィス以前』(名古屋大学出版会、2021年)
『フランク史II メロヴィング朝の模索』(名古屋大学出版会、2022年)他

「2023年 『フランク史Ⅲ カロリング朝の達成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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