今こそ学ぼう 地理の基本

  • 山川出版社
3.53
  • (2)
  • (6)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 167
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634592018

作品紹介・あらすじ

「地理」は、自然から人間の営み、地球上のあらゆる現象まで扱う幅広い学問です。
地図をつくるための測量には数学的思考が必要となり、自然環境の基本となる地形や気候を知るには地学などの理科的な知識も必要となります。

本書は、そうした理解しにくい理系的思考部分を数式を使わずに図解化し、概念的に理解できることを目指しました。

「地理嫌い」をなくすために、極力平易に、図を多用して「読んでわかる地理」をめざしました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本当に基礎が学べる。
    地理を学ぶとは、から始まり、地理を教える際のポイントまで解説されている。

    私たちは世界をどう理解していて、どのように表現してきたか、また表現しているのか。さらりと述べられている部分でも色々学ぶことが多かった。

  • 全ページを読んだわけではないが、地図の特性による分類や投影法による分類を勉強できた。

  • ある場所の風景からそこで見えるさまざまなことを観察し、その原因となっている事柄を想像できるようになると、「なぜ、それがそこにあるのか?」「その地域の特徴を決めているものは何か」「どうしてそのような特徴になっているのか?」という地理学的なものの見方の面白さを味わうことができます。
    P57

  • そういえば免許を何とかしないと、で読んだ。暗記それなりに必要、Youtubeの使い方は必須、あたりは同意。参考図書はさすがにありがたい。

  • 高校地理に沿った内容ではないけど、地理を学ぶ上で知っておきたい基本的なこと、専門ではない教員が教える際に持つべき視点などが簡潔にまとめられています。歴史学の視点からどのように地理教育を考えるか、じっくりと考えたいと思います。

  • 地理を学ぶ入り口に。
    地図のあり方や今のデジタル恩恵の話に教育現場が変わる話をまとまってコンパクトに読めるのでお得。
    いろんな地図の使い方や想像の範囲が広がるので巻末にある参考文献を片っ端から読みたいぐらいには
    地理の視野が広がった。
    前半から中盤は教科書にように勉強になり、後半はGISの今が見えてきて地図の活用にワクワクできる。

  • 地理は人文地理=マーケティングなど経済分野か 自然地理=地学的分野と重複 の2面性から高校社会科教員の中で、歴史教員からも地理は別扱いであった。しかし、歴史も地理的要素がある=地政学 今は、地歴で世界史のほかに1教科で日本史か地理で分かれるが、地理的知識も歴史理解には必要だと思う。この本は、自然地理的知識を得ることができた。

  • そもそも地理必修化のことを知らなかったわけだが、その必修化に伴い、教える側に立たなければならない人野多目の入門書のイメージ。
    まさに複合的な分野であり、自然も、社会も考えていかなければならない学問だなと改めて思える、地理としては基本になる部分を、ひとつずつ触れている。

    国土地理院の名前だけは100%覚えられるよ。

  • 知らないところをうろうろするのが好きなので、基礎を知っておこうと読んでみた。可愛い表紙だが中身は結構難しい。GISの活用でジョン・ハンケさんの記述があるのがすごい。Google Earthってやっぱり革新的だよね。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1974年長野県生まれ。フランス政府給費留学生、吉田育英会海外派遣留学生、日本学術振興会特別研究員、滋賀県立大学環境科学部助手(助教)を経て、現在お茶の水女子大学基幹研究院(文教育学部人文科学科地理学コース)准教授。
数年前から地理学のアウトリーチ(地理学を社会に広く伝える)に興味を持ち、現在日本地理学会地理学のアウトリーチ研究グループなどの活動を行っている。旅行、食べること、バードウォッチング、温泉、自然、クラシック音楽が好き。

「2018年 『地理女子が教える ご当地グルメの地理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長谷川直子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×