もういちど読む 山川世界史 PLUS ヨーロッパ・アメリカ編

  • 山川出版社
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本棚登録 : 186
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634640931

作品紹介・あらすじ

本書は、『もういちど読む山川世界史』を読み、さらにもう少し深く歴史を知りたいという読者の要望にお応えし、『詳説世界史研究』をベースに、アジア編とヨーロッパ・アメリカ編の2冊に分けて歴史を紹介するものを用意いたしました。
『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。
歴史への関心は、古代から現代までのプロセス、つまり現代はどのようにして形成されたのかを知りたいというところに大きな目的があります。このことを考えると、2分冊する方法として時代で分けるのではなく、アジアを中心とした東洋と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした西洋に分けるという方法を採ることにしました。この方法にも批判はあるでしょうが、すくなくとも18世紀末までは、東洋と西洋はそれぞれ相対的に的世界であったのも事実だからです。その意味でも東洋と西洋を合わせて読んでいただければ幸いです。
アジア編ではオリエントからイスラームにつながる西アジア、中国・朝鮮・日本を含めた東アジア、インドを中心とした南アジア、東南アジアの諸国、そしてアフリカを網羅し、それぞれ独自の価値観を持って紡がれたアジアの歴史をたどります。
ヨーロッパ・アメリカ編ではヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、近代以降のソ連圏中央アジア、オセアニアを扱い、古代地中海世界にはじまる「西洋世界」が、現代に至るまでどのような道を歩んできたかをみていきます。

感想・レビュー・書評

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  • 前作や教科書より一歩踏み込んだ詳しさで、なかなか素晴らしい。参考文献が載っているのも良い。また、相変わらず読みやすい。

  • アジア編に比べてエリアが狭い分、(特にヨーロッパが辺境に過ぎなかった中世など)些事の記述の割合が増し退屈。従来の世界史の教科書に近いテイスト。

  • 教科書なので、さすがに長かったけど、、、
    第一次世界大戦、近現代史は、スリル満点で一気読みだった。
    アメリカもドイツもイギリスも、そして日本も、100年単位で見れば、侵略したり奇襲、略奪、大量虐殺をしてきたわけで、、、
    今のウクライナ侵攻に関するプーチンの言い分は無茶苦茶ではあるが、歴史上は、「こんなこともあったんだな」と再認識させられた。
    やはり、戦争は罪深い。。

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著者プロフィール

木村靖二 (きむら・せいじ)
1943年、東京生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。東京大学大学院博士課程中退、同大学助手、ミュンヘン大学留学、茨城大学教養学部講師、同助教授、立教大学文学部助教授、同教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。現在、東京大学名誉教授。専門、西洋近現代史・ドイツ史。著書に『二つの世界大戦』(山川出版社世界史リブレット)、『第一次世界大戦』(ちくま新書)などがある。

「2022年 『兵士の革命 1918年ドイツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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