山岳地形と読図 (ヤマケイ・テクニカルブック 登山技術全書) (ヤマケイ・テクニカルブック登山技術全書 8)
- 山と溪谷社 (2005年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635043281
感想・レビュー・書評
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本書では、地形図の読図に留まらず、山岳地形についても写真を豊富に取り入れながら分かりやすく説明されている。特に、日本の地域別における山相の特徴は興味深い。
平塚晶人氏の解説は分かりやすい。ポイントが絞られているし、説明にブレが無い。等高線一本一本を大切に読み込むのは、慣れるまでは相当大変だと思うが、読図の世界に嵌ってしまえば、一日中地形図を見ていても飽きないようになることは容易に想像ができる。
地形図とコンパスという超アナログな道具で山の見方が一気変わるとことを教えてくれる興味深い本である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生が教科書読んでも分からない!という気持ちが何となく分かった。
この本は全編カラーで懇切丁寧に説明しているのだけど,根本的な知識に欠けているとその説明もまったく役に立たないばかりか,訳分からない不快な情報として処理されるから面白い。 -
山の地形の基礎知識と、その知識を素に山の地図を読むための本。写真と地図を対比させてビジュアル的にわかりやすくレイアウトしている。
25,000分の1の地図が基本なので、登山用の地図(50,000分の1)とはまた違うが、勉強になる。しかし、なかなか実践まではむずかしそう。
1年かかってやっと終わりまで進めた。 -
2012/6/27 Amazonより届く。
2012/6/28~7/6
突然、六甲山のトレッキングに目覚めたので、山で迷わないように地図の読み方を勉強するために買った本。いや、面白い。こんなに面白いと思わなかった。地図と写真を見比べながら解説してくれるので、とてもわかりやすい。早く地図を持って出かけたいなあ。 -
豊富な地形図と写真(その地点から見える景観)を用いて、居間や電車にいながらにして読図の練習ができてしまうという実践的な良書。読図の基本となる山岳地形(ピーク、コル、沢、etc)をトピックとして触れながら、そのトピックに応じてその特徴や留意するべき点を学習していくことができる。地形図からそこではどのように風景が見えるだろうか予想する、といった読図の最も基本となることを解説付きで練習できるのは良いと思う。他の読図の本も立ち読みしたがこの本が一番実践的で身につくと感じた。なお、サンプルとして用いられる山はなぜか丹沢の雨山が多い。
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私も含めた山岳地図ビギナーには 二冊目以降に この本は お勧めします。最初が この本だと解ったつもりで読み進んでいってしまう箇所が多いかと…実際の登山者の目線に近い写真を多用しているので地形図とじっくり見比べながら読んで欲しいと思います。とっても時間はかかりますが…あと地質学的な見地からの全国の山脈の成り立ちの解説は他の読図解説書には無く、とても興味深いものでした。
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トレランやMTBで山に入ることが多く、スキルとして身につけたくて、読みました。学生時代、地理学を学んでいたので、抵抗なく読めたのかもしれませんが、実践的かつ写真と地図の対比が頭でっかちの自分に強いインパクトとインスピレーションを与えてくれました。付録で実践用地図とコンパスもついていて欲しかった^^)
費用対効果は抜群でした。