- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635049313
感想・レビュー・書評
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坂本直行さん。北海道土産で有名包装紙をデザインした画家さんだったのですね…。坂本龍馬の末裔。
子どもの頃から絵を描くことが好きで、裕福な生活だったが、家業が傾き、絵画学校の進学断念。その後、開拓地入植のため、北海道へ。北海道の原野を切り開く日々。
なんとか開拓し、家族で酪農を営むが生活は苦しい。厳しい環境の下、仕事の合間に身の回りの自然をスケッチすることが何よりの楽しみだった…貧しくて絵の具もなかなか買えなかったから…。生活のために酪農を続けるにも借金がかさむ一方…。そんななかでも絵を描くことは続けていた。
そんな坂本さんに転機が…!
北海道の山、自然を愛した画家の伝記。
「好きなことを大事にし続ける」
もし、坂本さんが世に認められなかったとしても、坂本さんは絵を描き続けただろう。なぜなら、絵を描くことは「息をする」ことと同じことだからだ。
だからといって、「あきらめるな!」と言いたいわけじゃない。「あきらめて」しまってもいいんだ。「道はひとつじゃない」から。
わき道、寄り道から違った景色が見えるのかもしれない。リラックスして、肩の力を抜いて、『自分らしくいられて息がしやすい』場所や人、物の側にいると…。道は拓かれるのかもしれない。
自分も、プロにはとうていなれないけど、趣味で イラストや4コマまんが描いたり、バイエルレベルですがピアノを弾いたり、園芸したり、と、自分の好きなことを楽しんでいます。アマチュアでもいいじゃない。誰かと比較しなくても自分なりの成長を楽しむことも、生きる醍醐味。なのかなぁ…。気楽に、生きていきましょ。詳細をみるコメント0件をすべて表示