本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635049726
作品紹介・あらすじ
十勝平野の牧場と開拓地での三十年にわたる困難な生活ののち、山岳画家として日高の山々や北の大地に向き合うことを決した坂本直行の画文集。
友人たちとの朗らかな山行、アイヌの老人との交友、北海道各地へのスケッチの旅などを通して、原野と山脈への変わることのない深い愛情が、力強い山岳画や植物のスケッチとともに綴られる。
感想・レビュー・書評
-
坂本直行さんの展覧会が道立帯広美術館で開催されていたのを見たばかり。ここで見た絵や、直行さんの直筆原稿、スキーや絵の具箱、イーゼルなどを見た後で、思い出しながら楽しく読んだ。
毎回ながら、ヤマケイ文庫として直行さんの本を立て続けに復刊してくれることを、まず感謝したい。
時代というのだろうか、直行さんの登山は今では考えられないくらい豪快だ。スケッチブックを携えて、長靴にスキー、キャンバスのリュックにテント。飯盒で米を炊き、酒も大いに楽しむ。
暮らしの厳しさの中にも楽しみがあり、地元のアイヌ老人との交流や、人々とのエピソードも、ユーモアを交えて語られている。タフの塊のような直行さんを支えた妻と、子供達は大変なこともあったと思うが、そのままを書けば愚痴や不満になることも、直行さんの筆は明るい方向を向くように書かれているので、読者も大変なことと思いつつも、気持ちを沈めずに読み進めることができる。
全1件中 1 - 1件を表示
コメントと、たくさんのいいねをありがとうございました^^
北海道はようやく冬の終わりを迎えました。来道されま...
コメントと、たくさんのいいねをありがとうございました^^
北海道はようやく冬の終わりを迎えました。来道されましたら、ぜひ十勝をお訪ねください。帯広美術館は、4月の終わりから星野道夫さんの写真展が始まります。中札内村には美術村があり、直行さんやほかの画家たちの原画が見られます。レストラン「ポロシリ」では、地元の素材を活かした、素朴だけれど美味しい食事ができますよ。
星野道夫さんも大好きなんです。
元気になったら北海道にいきますね!
星野道夫さんも大好きなんです。
元気になったら北海道にいきますね!