- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635340281
作品紹介・あらすじ
千日回峰行10回分、それも連続して登るという途方もない挑戦。山行で得た洞察と達観、いっぽうで人間的な素顔、そしてその目的は?「信念なき時代」に問う、過剰なまでに強靭な意志をもった老爺の記録。
感想・レビュー・書評
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定年後、86歳で入院するまで、1万日を目指して9700日連続登山を成し遂げた稀有の人
富士山も368回詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごいが昭和の頑固親父にときどきいるタイプな気もした。
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著者は答えを探す。
なぜここまで毎日山登りを続けるのか?
たとえひき逃げにあっても、妻が倒れても。
そして一万日の記録が途絶えた先に著者は答えを見つける。
そこには著者と取材対象者との微妙な距離感も伝わってくる。
そして著者のあとがきを読んで違和感が残る。
なぜ?と。
だけど、
最後に雑誌編集長の追悼文があるが、そこで全ての疑問がふっと理解出来て感動につながる。
この本に関係した編集者、著者の東浦氏に対しての尊敬の念が最後の一行に詰まっている。 -
世界最高峰登頂。8000m峰の制覇。そういう記録はもちろん輝かしく凄いことなのだけど、東浦奈良男さんの挑戦はよりリアルに凄味を感じた。人それぞれに山へ上る理由があり、山の楽しみ方がある。その一つの極地。登山を愛するすべての人に読んでもらいたい本。
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この人すごい。
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泣いた