もうひとつの劔岳 点の記

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  • 山と溪谷社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635490122

感想・レビュー・書評

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  • DVDを観終えて、その余韻を引きずったまま、「新田次郎を読まねば」と、速攻、図書館で検索。
    なのに、なぜか、原作ではなくこちらの作品を予約してしまった。
    2年にわたる撮影の記録。全て順撮りだったとは・・・
    あの気持ちの盛り上がり方は、嘘ではなかったんだな、と、ジンと、改めて感動する。
    学生時代、お遊び気分で参加した上高地キャンプ。
    そんな私たちを残して、先輩が、黙々と山支度をしてスキー板を担いで穂高に登っていった姿。
    なんで山なのか?なぜ、山でなければならなかったのか。
    もちろん、この「剱岳」は任務であり、下地の違いはあれど、でも、やはり山なんだなぁ。
    最後のシーンの、山岳会との手旗信号のやりとりは、原作にはなく、監督のアイデアだそうだが、「遠くにいる人にも心は通じるんだ」という思いを込めて、ほんとのほんとの最後に、本番1回で撮ったとのこと。
    そんなふうに、気持ちが繋がっていけたら、どんなにいいか。
    日本映画の底力、思いの篤さに、久々に感動した。

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