暦入門: 暦のすべて

著者 : 渡辺敏夫

• 雄山閣 (1994年4月5日発売)

作品紹介・あらすじ

日本の暦、世界の暦の移り変わりと、利用の仕組をやさしく解説。

感想・レビュー・書評

[adlibさんの感想 · 2010年5月23日]

　
──　渡辺 敏夫《暦入門 ～ 暦のすべて 19940405 雄山閣出版》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4639012195
　
　週の起源（定説）～ 一週間が七日なのはなぜか ～
　
……　日数七日の周期を週と呼んでいる。週の起源は古く，またそれに
ついて，いろいろの説がある。バビロニヤの発掘物の研究の結果による
と，バビロニヤでは太陰暦を用いて，新月から日を29日，または30日ま
で数えて7日，14日，21日，28日を安息日としていたということである。
　またユダヤ人は，『旧約聖書』創世紀の始めに，神が6日の間に天地
を創造して，7日目に休息した，ということが書かれていることに基づ
いて，7日の週を用いている。
──　渡邉 敏夫《暦（こよみ）入門 19940405 雄山閣出版》227p.p.30-31 週の起源
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4639012195
　
（20100523）
　
……　七日という周期は朔望月の四分の一に関係あるわけで，太陰暦を
用いていた古代バビロニアに起こり，それがユダヤ暦に入ったものと思
われます。七日毎休んだわけで，Shabathといって今日の土曜日にあた
ります。しかし現在の日本語の名称はヨーロッパからきており古代
ローマが起源とされています。(UP選書 226)
──　青木 信仰《時と暦 19820920 東京大学出版会》p273p.p.98-99 週と世界暦
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4130020269
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000048153
　
（20190122）