見出された恋　-「金閣寺」への船出

著者 : 岩下尚史

• 雄山閣 (2008年4月25日発売)

作品紹介・あらすじ

若き日の三島由紀夫の恋を描く。

感想・レビュー・書評

[pppさんの感想 · 2013年12月21日]

逗子図書館にあり

[tomoclipさんの感想 · 2013年6月15日]

戦後の花柳界にくわしい著者。清濁併せ呑む花柳界の奥深さ。「奈良の京に吹き渡る春風を紡いで織り上げたような若草色のきもの・・」そんな昔の豪奢が香りたつ美文に酔いしれながら、あの三島由紀夫初恋の人とのエピソードを聞くのは悪くない気分に浸れる。芸者論も素晴らしかったけれど、この方の紡ぎ出す物語りの風情は格別。

著者プロフィール

岩下尚史（いわした ひさふみ）
作家
『芸者論──花柳界の記憶』（文春文庫、2009年）、『直面（ヒタメン）──三島由紀夫若き日の恋』（同、2016年）

「2018年 『興行とパトロン』 で使われていた紹介文から引用しています。」