- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641041523
作品紹介・あらすじ
刑訴法の第一人者として、バランスのとれた理論で常に学界をリードしてきた著者が、これまでの研究の成果を体系化した田宮=刑訴の集大成。新版化にあたり、歴史と比較法を新設、刑法改正を織り込み最新判例・統計を補充し、益々充実。
感想・レビュー・書評
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この本を読むまでは刑訴が嫌いでした。
しかし、この本で変わりました。
古いけれど、わかりやすく書かれています。
それは、田宮先生が伝えようと一生懸命になって書かれたからだと思います。
そんな気持ちの伝わってくるはしがきからすきです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだかんだですごい1冊。
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近年改訂が行われていないものの、不朽の名著。
自白法則や別件逮捕・取調べなどの重要論点が、わかりやすくまとめられており、
そのまま論文試験で記載できるような、あっさり味で中身が詰まった記述が多いのがうれしい。
田宮先生の刑事訴訟法を読むと、天才とはこういうものかと考えさせられる。
ケースブック刑事訴訟法などで最新判例を補充すれば、いまでも十分使える教科書だと思う。
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「私はアンドロメダの大王だ」が有名な本。学説と実務が激しく対立していた時代の刑訴法のテキスト。実体的真実主義と手続的正義を秤にかけた際,手続的正義に重きを置くことを唱えている。学説には渥美東洋のようにアメリカの発想をそのまま日本に輸入しようとする人もいるが,それに比べるとまだマイルドでバランス感覚がある。
ただ,新しい強制処分説などのように,解釈論なのか立法論なのかがよくわからない説を唱えることも多く,また,著者が死亡したため,平成10年5月1日で判例がストップしているのも相当問題。
かつての名著ではあったが現段階では必ずしも名著とは言えないと思う。 -
98年の夏に読んだ最初の刑事訴訟法の教科書。今見るとけっこう変わった説も多いですね。
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田宮刑事訴訟法 もう古いのでしょうか?私は好きです。