社会心理学キーワード (有斐閣双書 KEYWORD SERIES)

制作 : 山岸 俊男 
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641058729

作品紹介・あらすじ

社会心理学に関する理論や概念、研究内容を100のキーワードを手がかりに、見開き2ページでわかりやすく解説。概念の正確な把握、不確かな知識の整理と検証に役立つ。社会心理学の全体像をつかむのに最適。

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  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000069301

  • 高橋美穂『増補改訂 試験にでる心理学 社会心理学編』北大路書房(2009)「試験のための社会心理学ブックガイド」必読・必携

  •  コンパクトな用語集。解説はさっぱりしているが、(独学素人が使う程度であれば)とても便利。
     心理学を専攻する学生なら本書は復習用の位置づけで使うのだろうと思う。

    【簡易目次】
    01章 社会心理学の目的と方法
    02章 社会心理学の重要研究
    03章 社会心理学の隣人たち
    04章 社会心理学のあゆみ
    05章 冷めた心と熱い心:認知,感情,動機づけ
    06章 私の心と私の姿
    07章 他人とのつきあい
    08章 集団の中の人間
    09章 関係としての社会
    10章 社会と文化
    11章 社会の中の社会心理学
    12章 社会心理学の道具箱


    【目次】
    はしがき(2000年10月14日 パロアルトにて 山岸俊男) [i-ii]
    目次 [iii-viii]
    執筆者一覧 [viii]

    第1章 社会心理学の目的と方法〔山岸俊男〕 
    01 心理学か社会科学か 002
    02 心と社会の相互構成 004
    03 社会心理学の目的:記述,説明,予測 006
    04 近接因と究極因 008
    05 社会心理学のメタ理論 010
    06 社会心理学の方法 012
    07 実験と現実 014

    第2章 社会心理学の重要研究〔岡 隆〕 
    08 泥棒洞窟研究 018
    09 アイヒマン実験 020
    10 刑務所実験 022
    11 傍観者実験 020
    12 態度と行動の一貫性実験 026
    13 権威主義的パーソナリティ研究 028
    14 ホーソン実験 030
    15 相対的剥奪研究 032
    16 同調実験 030
    17 社会的促進実験 036
    18 フット・イン・ザ・ドア実験 038
    19 社会的学習実験 040
    20 印象形成実験 042
    21 リスキー・シフト実験 044
    22 認知的不協和実験 046
    23 基本的な帰属のエラー実験 048
    24 つり橋実験 050
    25 サンドイッチマン実験 052
    26 最小条件集団実験 054
    27 コンピュータ・トーナメント 056
    28 表情認知の文化間比較実験 058
    29 状況サンプリング実験 060

    第3章 社会心理学の隣人たち〔山岸俊男〕 
    30 心理学の仲間たち 068
    31 認知科学と認知心理学 070
    32 日本の生んだ社会心理学:社会意識論 072
    33 心と文化:文化心理学と交差文化心理学 074
    34 人類学 076
    35 新しいパートナー 078

    第4章 社会心理学のあゆみ〔佐藤達哉〕 
    36 社会心理学の黎明:独・仏・米の4人の先駆者 082
    37 ミードと自己理論 084
    38 人間観の変革:フロイトとワトソン,スキナー 086
    39 レヴィンとグループダイナミックス 088
    40 オルポートきょうだい:集団心の否定・偏見研究 090
    41 日本の社会心理学1:戦前期まで 092
    42 日本の社会心理学2:戦後 094

    第5章 冷めた心と熱い心:認知,感情,動機づけ〔北村英哉〕 
    43 こびとの靴屋:認知モジュールと意識 098
    44 サルだってもっている?:心の理論 100
    45 ものを見る:スキーマとスクリプト 102
    46 ものを分類する:ステレオタイプ 104
    47 ものを決める:アルゴリズムとヒューリステイックス 106
    48 まわりを変える,自分が変わる:認知的不協和,認知的一貫性 108
    49 どうしてなんだろう?:原因帰属 110
    50 自分の心は他人の心:自己知覚 112
    51 泣くから悲しい?:感情喚起 114
    52 表情は同じか?:感情表出 116
    53 やる気が出るとき:内発的動機づけと学習性無力感 118
    54 好き・嫌いから何が見える?:態度 120

    第6章 私の心と私の姿〔高田利武〕 
    55 2つの私 124
    56 自分を見る 126
    57 自分を見せる 128
    58 自分を広げる 130
    59 自分を守る 132

    第7章 他人とのつきあい〔吉田俊和〕 
    60 他人を知る:対人認知 136
    61 他人と比べる:社会的比較 138
    62 他人を好きになる:対人魅力 140
    63 他人とつきあう:関係の形成と崩壊 142
    64 他人を説得する:説得的コミュニケーション 144
    65 他人と交渉する:交渉と取引 146
    66 他人の身になる:共感性 148

    第8章 集団の中の人間〔山口裕幸〕 
    67 価値観を共有する:集団規範 152
    68 まわりに合わせる:同調と服従 154
    69 まわりを変える:少数者影響過程 156
    70 いるだけで違う:社会的促進と社会的手抜き 158
    71 みんなで決める:集団意思決定 160
    72 調子に乗りすぎ?:集団的浅慮とリスキー・シフト 162
    73 みんなをまとめる:リーダーシップ 164
    74 どんな分配なら納得できる?:公平と公正 166
    75 社会の一員として自己を見る:社会的アイデンティティ 168

    第9章 関係としての社会〔神 信人〕 
    76 意図せざる結果 172
    77 予言の自己実現 174
    78 相互依存関係 176
    79 社会的ジレンマ 178
    80 社会的交換 180
    81 集団とネットワーク 182

    第10章 社会と文化〔結城雅樹〕 
    82 心の中と心の外 186
    83 罪の文化と恥の文化 188
    84 日本は集団主義的か 190
    85 自己と文化 192
    86 文化と適応 194

    第11章 社会の中の社会心理学〔大渕憲一〕 
    87 人を攻撃に駆り立てるもの 198
    88 暴力映像は有害か 200
    89 向社会的行動 20
    90 人間関係の働き 204
    91 男女の違いはどこまで真実か? 206
    92 男女差を生み出す社会的圧力 208
    93 マスメディアの影響力はどれほどか? 210
    94 マルチメディアと社会生活の変化 212
    95 世論形成の仕組み 214

    第12章 〔山岸俊男〕 
    96 社会心理学の理論を学ぶための道具箱 218
    97 社会心理学の方法を学ぶための道具箱 220
    98 心のはたらきについて学ぶための道具箱 222
    99 集団と個人との関係について学ぶための道具箱 224
    100 相互依存関係と社会や文化について学ぶための道具箱 226

    図表の出典 [228-230]
    事項索引 [231-238]
    人名索引 [239-242]

  • 大学時代に購入した本。
    最近引っ張り出してきて、ちょこちょこ読んでいます。


    2019.02.12
    改めて全部読んでみた!
    全部は理解出来なかったけど。

  • 心理学専攻の大学生が副教材として事典的に使う本のようで、通読してもちっとも頭に入らず退屈してしまった。しかしジェンダーの扱いなどひとつとってもいまだに社会学との違いがよくわからない。
    ヒューリスティクスとかエスノメソドロジーなどといった述語はアカデミズムの世界では知らないと赤っ恥なのだろうが、逆にリアルな世界でそんなことを呟いていたら変人扱いされてしまう。このようなギャップは、経営者と労働者のギャップなどと比較して考えてみるとどうなんだろうか?あるいは政治と国民のギャップ・・・
    知の格差社会?に心理学や社会学は何と応える?

  • NDC分類:361.4



  • レポートや研究テーマを考える際に用いることがあった。キーワド別に分野を見るため、興味のある事項は明確である際には、周辺事項も一緒に見ることが出来るため良かった。しかしながら、深く知るためにはこれだけでは難があり、初めの一歩として活用するにはよいかと感じた。

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