- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641120495
作品紹介・あらすじ
現代社会の基本的構成要素としての組織を対象とし、その行動・変化のメカニズムをダイナミックな視点から解明。従来の学説史中心・分析レベル順に構成されたテキストとは異なる野心的テキスト。
感想・レビュー・書評
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企業の組織を知っている者からすると、割と当たり前の内容。分析的に書かれていることに価値があるのでしょう。組織の未来についても書かれているともっと良いのだが、社会科学的には現実の後追いになるのかもしれない。
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2007-05-18 wrote
日本で組織論といえばとりあえずこの本らしい.
とりあえず,一通りの組織論の話が書いてあるわけなんですが,
特にやっぱり組織文化やモチベーション理論のあたりを興味深く読みました.
ホント,TACの中小企業診断士のテキストの組織論ってこの本そのまんまなんやなーっという感じががしました
非常に教科書的色彩の強い本で,筆者の主張がどうこうというよりはアメリカでの主な研究群を体系立てて紹介してはるって感じかな.
組織論の動態は今年はかなり重点的にやるつもりなんで,基本書として参考にさせていただきます. -
入門用の教材と捉えれば、
体系立てて勉強できるからいいと思う。
ただ、私には読みにくく感じた。
「このことは私たちを○○の概念に導く。」
みたいな慣れない言い回しが続くことで、
本質でない部分で疲れてしまうことがあった。 -
組織についての考察がおもしろい。増補版も読みたい
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組織論を学習するには最もわかりやすく、様々なアプローチからの理論が紹介されています。プロジェクト遂行上、単なる技術指導だけではなくカウンターパート機関の組織整備に対しての助言が求められる昨今。どのようにカウンターパート機関を活性化させるか、アイデアが満載です。 by T.K
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日本語で書かれた組織論の教科書といえばとりあえずこれ、というくらいに定番の教科書。確かに組織の定義から組織の動態的変化まで網羅的に記述されています。
あくまでも教科書なので、組織に関する諸問題に対する解決策を提示してくれるわけではありません。具体的な事例が出てくるわけでもないので、イメージもつかみにくい。ただ淡々と組織論の諸研究がいままでに得た成果を説明しています。なので、実用性、即効性という観点からはあまり役に立たない。
しかし、その一方で抽象化・体系化された記述は、組織というものをどう見るかどこから見るかという視点について多くの示唆を与えてくれます。おそらく多くの人がそれぞれなりの組織象を持っていることでしょうが、それは裏を返せば共通認識を持てるほどには誰も組織についてわかっていないということでもあるんでしょう。だからこそ、表面的な違いに振り回されることなく、より本質的な組織に関する洞察が必要になって、そのためには本書のように抽象化された議論が洞察の土台として非常に大切なものだと思います。
ちなみに、今年の診断士1次試験について、某受験予備校の講師が”今年も試験委員が著者「組織論」からたくさん出題”なんて解説してましたが、日本語で書かれた組織論の教科書がそもそも数えるほどしかない中の定番書で、かつ、内容的にもスタンダードなのだから、著者が試験委員であろうとなかろうと、必然的にネタ本になるものです。予備校のテキストもそのネタ本をもとにしてるはず。本書からの引用があったのは事実は事実なんでしょうけど、なんだかなあ、という感じがします。 -
組織論について、大枠が掴める1冊。
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080100
1月25日より再度読み始める(2008Jan購入)
組織論とは、現代社会の基礎的構成要素である組織を対象として、その行動、構造、変化のメカニズム
について解明する学問。
組織とは、2人以上の人々の、意識的に調整された諸活動、諸力の体系。
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色々納得します!組織を科学的に考察しているのでとても興味深い。
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2次試験の人事事例出題委員の著作 1958年生まれ
手強い本、なかなか読めない