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- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641121386
作品紹介・あらすじ
「市場経済をいかにとらえるか」という現代的課題に従って、経済思想を再解釈し位置づけ直した、新しいテキスト。近代化と市場経済の発展とともに展開してきた「経済学」を、各経済学者とその時代の課題との格闘としてとらえ、市場経済像の形成・展開という視点から描く、魅力的な試み。戦後半世紀を含む現代までをも対象に組み入れた。
感想・レビュー・書評
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経済学史の解説書です。古典派からはじまり、マルクスとケインズ、新古典派を経て、現代の経済学の諸潮流にかんして、コンパクトに説明しています。
個人的には、ケインズについての解説がわかりやすいと感じました。マクロ経済学の基礎理論ではなく、ケインズ経済学の社会思想的な側面について明快な説明がなされています。現代の経済学の諸潮流にかんしては、経済人類学や制度論などがとりあげられています。
また文献案内では、古典文献とはべつに学習用文献がそれぞれの章ごとに挙げられており、より進んだ学習のための手引きとして、有益な内容だと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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