- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641122383
作品紹介・あらすじ
実際に著者たちがひとつの研究を達成するまでに、どのようなことに突き当たり、どのように乗り越えてきたのかを辿りながら、実証研究とは何かを考え、理解することができます。経営学研究に臨む姿勢が生き生きと伝わってきます。
感想・レビュー・書評
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5人の東大教授から経営学の研究とは、が学べる一冊。所謂ハウツー本ではなく、5教授の経験をストーリーで見ながら本質が理解できる。
理論とは現実をよりよく理解するためのものであり、研究とは理論と現実の結び付けをする作業であるから、すなわち良い研究とはその研究をした後で人々が現実をより良く理解できるようになることとした解説は当たり前だが、非常に納得感があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2100円購入2010-08-02
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実際にお会いしたことのある教授陣の人間らしい側面と、研究者としての側面を知れて面白かった。また研究は創発的な要素により絶えず進化するもので、飽くなき探究心が大切だと思い知らされる。博士論文を書いてしまったから気軽に読めるが、書く前の学生も面白く読めるのではないだろうか
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構造化インタビューのこと掲載
2017.2.24次長より -
経営学の論文を書こうとする学徒向けの「研究の手引き」という趣きだが、普通のビジネスパーソンにとっても、データ取得や解釈の方法という面で参考になる内容が多い。何よりも東大のエラい先生方が、研究とはどのようにするのか、論文はどうやって書くのか、自身の失敗経験も踏まえてフランクに告白しているのがとても面白い。
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学術的関心とは少し違うけど、監査人も対象をより深く理解し、問題なりを発見しその原因を考察するもの。
その意味で、こうした企業研究のノウハウは少なからず有益なはず。
まあ、読んだ内容は遠く記憶の彼方だけど、なんとなくの印象が直観的な質問項目の想起を促進してると信じる。
さて、監査論なりの研究者さんがインタビューなり監査の進め方のもっと詳細な方法論を研究してもよさそうだけど、監査法人なんかにはそういうプログラムがあるのかな? -
経営論文を書く際のテーマ設定までのプロセスの参考になる。一般的に読む本ではない。
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2005年9月初版第1刷 ぬるま湯体質って?
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“経営理論”の成り立ちを少しだけ知ることができる。なかでも、「現場調査方法」や「ぬるま湯理論の成り立ち」は非常に面白い。また、経営学者という人たちがどのような苦労をしているのかを知ると、有名な経営理論の理解にも深みが出るような気がしてきた。