- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641123038
作品紹介・あらすじ
アイディアの発想から、研究の立案・データ分析、提出後まで、作成の流れに沿って解説。心理学研究の醍醐味を味わいながら、論理的な論文を書くコツを、一からていねいに解説する、心理学論文執筆の手引き。研究や論文執筆の工程ごとにポイントをまとめ、よくある失敗例や注意点も紹介。
感想・レビュー・書評
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日本大学大学院総合社会情報研究科の学校案内で、田中堅一郎先生が「必読」として挙げられていた本。
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2013年11月~ 企画コーナーにて展示中
越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000633578 -
論文を書くコツやポイントがわかりやすく書かれています。論文を料理を作ることに例えたのが非常に分かりやすかった。はじめて計画から実施、論文とある程度の期間が必要となるような論文を書く心理学の学生におすすめしたい本です。
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2011 12/25パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
心理学分野についてちょっと洗いなおす必要があったのだが、まず基本から知るか、と思ってあえて借りてみた、学部生向けの入門本。
発達心理学研究者である著者が、自身の経験に基づいて心理学分野の学生に向けて書いた卒論指南本。
質問紙の見本を調査対象候補のある学校に送ったら、まだ未完成なのであくまで参考程度、というつもりだったのに先方で気をきかせてコピー・配布して回収までされてしまった⇒次からは見本には必ず透かしをいれることにした、というエピソード(p.90のコラム4)が面白かった。 -
資料ID:W0157676
請求記号:140.7||Ts 99
配架場所:本館1F電動書架A -
料理をメタファーに心理学論文、特に卒業論文を書くために必要な手順や知識について
構想、研究計画、研究の実施、論文作成の順に書かれている。
平易な文章で読みやすいし、かなり基本的なことが書かれているので
論文の書き方を学ぶだけでなく、自分の今までのやり方も振り返ることができる。
論文執筆についてだけでなく、書き終わった後のことにも言及していたのが独特で良かった。
以下は気になった参考になった内容。
・心理学の素材は日常生活にあるから「片手に現実、片手に理論」という意識が大切。
・レビュー論文を読めば研究動向が概観でき、研究の到達点、課題、文献が分かる。
・研究で検討することを明確にするには独立変数と従属変数の関係を意識して要因計画を立てる。
・ひとつの考えるためにはまとまった時間をとることが、エンジンをかけるためにも大切。
・研究内容を明確化したり説明するには、研究の内容、対象、方法が欠かせない。
・研究で使う概念の定義は、類似したものが複数ある場合
異同について調べた上でどれかひとつを採用する。
・データ分析をする前に、データを眺めて無回答が多いところや
余白に書き込まれていることなどもチェックしておく(質問紙の場合)。
・図表には必ず文章をつけて「どこに注目して読み取ればいいのか」を示す。
・孫引き厳禁。