- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641123717
作品紹介・あらすじ
教育を与える人の立場からでなく学習する人の立場に中心的な視点を据えて書かれた、斬新な生涯学習のわかりやすいテキスト。生涯学習を「教育」でなく「学習」に視点を据えた概説書。2003年以降の教育・社会教育関係の法改正をふまえて刷新。
感想・レビュー・書評
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印象に残った引用部分
「全生涯にとって十分事足りる知識及び技術のひと荷物といった考え方は、消滅しつつある。内的必要の圧力のもとでしかも外から切実にも応えるために、教育はその真の意義を再びまとおうとしている。それは博識を獲得することではなく、自分自身の種々異なった経験を通じてつねによりいっそう自分自身になるという意味での存在の発展である」ラングラン,1984詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
部内研修のために。
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大学の博物館学芸員資格過程、生涯学習論の勉強のため読んだ。わかりやすかった。
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-p23:Levinsonの中年の発達課題.十年ごとに転機が来る.
-p81:Toughの「学習プロジェクト」.学習活動の最小単位をエピソードとする.7時間以上のエピソードの集まりを学習プロジェクトと呼ぶ.
-p87:SDL能力の3層.パーソナリティ→動機づけ→学習スキル.とすれば,パーソナリティ→動機づけが重要かも.
-p182:高齢者大学.交流の場から学校的学習の場へ.六十歳以上のみから異世代交流へ.生活の準備ではなく,「超越」へ.フランクルの「意味への意志」へ.
-246:ワークショップの特徴.(1)先生がいない.(2)お客ではいられない.(3)決まった答えはない.(4)頭が働き,身体が動く.(5)交流と笑いがある.
『生涯学習社会の構図』とカバーする内容が近いので,どちらか一冊を.