- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641129825
作品紹介・あらすじ
本書は、2001年から4年間に亘り放送大学で放映された講義の教材『立憲主義と日本国憲法』に大幅な修正・加筆をほどこしたものである。本書が最も重視した目標は、憲法の基本原理をできる限り易しく説明することである。本書の基本モティーフは、日本国憲法を立憲主義の歴史的展開のなかに位置づけて理解することにおかれている。
感想・レビュー・書評
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芦部先生の弟子、高橋先生の憲法の教科書です。立憲主義という憲法の基本原理から憲法を説き起こしており、基本理念と憲法上の議論の連関がわかりやすいです。高橋先生の文章は、常に、議論所の出発点になる基本的な概念から説明が緻密に積み重ねられているので、非常に勉強になります。この本では、薄めの教科書という性質上、淡白な記述も見られますが、それでも、やはりわかりやすいです。芦辺憲法よりも、まずはこちらを先に読むとよいように思います。また、個々の人権の説明では、様々な態様の規制に対する具体的な憲法判断の手法が挙げられており、司法試験の論文試験にとても有益だと思います。ただ、通説でない高橋説が全面的に展開されている場面も多いので、芦部憲法などを参照しつつ、スタンダードは何か、というところきっちり抑えておく必要があると思います。
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2740円購入2010-01-07
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人権論については新司の論文対策としてかなり有用と思う。
たとえば、14条の審査基準の上げ下げについての部分はホントにわかりやすく、目から鱗でした。 -
通読するには最適。人権の重要性について簡潔に書いていて、論文に使えそう。全体の情報量は少ない。
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わたしが講義する、熊本大学法科大学院での参考書。
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独自の体系・視点に基づく解説。
芦部や四人組の後に読むと目から鱗が落ちる。 -
芦辺先生の憲法を補完するために買いましたが、まだ読んでいません。
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2008 後期「日本国憲法」(土井真一) 教科書.
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生協で購入するも未読