判例から探究する行政法

著者 : 山本隆司

• 有斐閣 (2012年12月6日発売)

作品紹介・あらすじ

2002年から2010年までに言い渡された最高裁判例を検討した法学教室連載をベースに、判例評釈を加え体系順に整序してまとめた論説。改正行訴法が成立した後の判例の変化を分析し、行政法理論を読み解く1冊。

感想・レビュー・書評

[lawbooksさんの感想 · 2012年12月13日]

新しめの行政法判例を分析。おそらく担当調査官も考えていなかっただろう事項まで、深くていねいに分析する。やや細かすぎるのと2010年までの判例しかないのが弱点だが、きちんと勉強するなら百選よりこちらだろう。が、とにかく細かいので、あまり人にお薦めできない。

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2021年5月13日]

東2法経図・6F指定：323.9A/Y31h/Ohashi

[とあるBさんの感想 · 2014年6月22日]

判例学習のための素材というよりも、行政法の学術論文だと思ったほうがよい。内容は極めてハイレベルで、司法試験受験生にとっては不要なレベル。行政法好きの人が読めば面白いと思う。

著者プロフィール

東京大学教授

「2022年 『行政判例百選Ⅱ〔第8版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」