- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641131545
作品紹介・あらすじ
抽象的でむずかしいと言われる行政法のあらましを、豊富な具体例を用いながら、やさしい語り口で講義。今回「損失補償」を新たに書き下ろした。行政法入門の名著、待望の改訂。
感想・レビュー・書評
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行政法の入門書として高い評価を得ている本です。なお2018年現在、第7版が刊行されているようです。
初学者が行政法の全体像をつかむために有益ではないかと思います。本書は大学人の手になる本であるにもかかわらず、予備校本である『伊藤真の行政法入門』(日本評論社)にも匹敵するくらいわかりやすい説明がなされています。もうすこし立ち入った内容についても説明がなされています。また、くわしい説明が省かれているところでも、さらなる学習のための示唆がなされています。
ただ、とくに行政救済法にかんする説明は、他の部分にくらべて若干まわりくどいところがあるように感じました。個人的には、この点にかんしては図表を用いてすっきりまとめている予備校本のほうが見やすいように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高裁の裁判官による行政法の入門書。これが入門書としては最適なんじゃないかと思うほど、わかりやすい解説だと思います。
かつて行政法の初学者であった頃、行政法はとらえどころがないなあと思っていました。例えば、行政処分といっても、具体的にどんなものがあるのと・・・。この点、本書はわかりやすいたとえや豊富な事例を織り込んでくれているので、初学者にとってはわかりやすい構成だと思いました。もちろん、既修者にとっても、復習という意味でも読める本です。 -
4〜5