県都物語 -- 47都心空間の近代をあるく

著者 :
  • 有斐閣
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本棚登録 : 159
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641165168

作品紹介・あらすじ

この街は,なぜこのような姿なのか? 学界を代表する都市工学者が津々浦々を訪ねてまわり,都道府県の都心部の成り立ちを論じる。都市計画の専門家ならではの視点で読む者に知的な愉楽を与える「教養のまちあるき」。

感想・レビュー・書評

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  • 國學院大學観光まちづくり学部教授

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/747150

    お城にお尻を向けて建てられている徳島駅、徳島駅前から眉山のふもとまで続くメインストーリーの距離の短さ、Y字型をした三叉路の多さ、まちのどこがへそかわかりにくいなど、謎に満ちたまち「県都徳島」を読み解く(「36 徳島 ― 大きなビーズ玉の集合都市」)。

  • 【工学部図書館リクエスト購入図書】
    ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25762612

    本書は2020年6月12日(金)まで、「Maruzen eBook Library」にて電子ブックの試読も可能です!
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000054050
    (※ACSUにログインすることで、学外からも利用できます)

  • 20200118 中央図書館
    少なくとも日本におけるエリア中心都市の形成について、たくさんの情報が載っている。

  • 2018年刊行。著者は東京大学都市工学専攻修了、大学教員として東京大学にて都市デザイン研究室を1996年より主宰し、主に国内各地のまちづくりの現場においてプロジェクトを実施するかたちに発展させる。

    都市はどのように形成されるのか。著者の考えがよくわかる本である。
    「長い時間をかけて、それぞれの時代にそれぞれの寄与をしつつ、都市は形成されてきている」。それぞれの寄与には意図があり、「その意図が成功する場合もあるし、失敗した場合もあるだろう」。そんな都市が持っている物語を発見する手立てが本書には紹介されている。

    都市の起源
    ①城下町や宿場町といった近世の計画都市
    ②港町や在郷町
    ③古代中国のと都城をモデルとした都市(京都、奈良)
    ④近代都市

    その後の変遷
    ①インフラの近代化
    ②明治維新による社会制度の激変
    ③震災・戦災といった災害
    ④戦後における急激な都市化

    具体的な課題
    ①川のつけ替え
    ②公共施設用地の確保
    ③鉄道の敷設
    ④線から面への市街地の展開
    ⑤軍施設の立地とその後
    ⑥複数の核の取扱い
    ⑦その他(街道・水運の取扱い、防災、飲用水の確保、宗教的シンボル・政治的シンボルの取扱い、周辺都市との関係)

    以上のようなポイントに着目し、都市を読み解き、物語として共有される。

  • 歴史

  • ふむ

  • 【電子ブックへのリンク先】
    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000054050
    ※学外から利用する場合は、以下のアドレスからご覧ください。(要ログイン)
    https://www.lib.hokudai.ac.jp/remote-access/?url=https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000054050

  • 東2法経図・6F開架 518.8A/N84k//K

  • 2018年4月12日紹介されました!

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著者プロフィール

西村幸夫:1952 年、福岡市生まれ。國學院大学教授、東京大学名誉教授、日本イコモス国内委員会前委員長。専門は都市計画。著書に『都市から学んだ10のこと』(学芸出版)、『西村幸夫 文化・観光論ノート』(鹿島出版会)、『県都物語』(有斐閣)、『世界文化遺産の思想』(共著、東大出版会)など。

「2022年 『世界遺産の50年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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