事件から読みとく日本企業史

著者 :
  • 有斐閣
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本棚登録 : 45
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641165953

作品紹介・あらすじ

明治以降の企業が,それぞれの時代に,どのような役割を果たしていたのか? またどのような役割を果たすものと考えられていたのか? 政府との関係,株主との関係,取引相手との関係,従業員との関係など,企業に関わる人々や時代背景との関係から読みとく。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後の話はどこかしらで見聞きしている事件が中心だが、明治時代の話は意外な点が多かった。
    江戸時代からの知恵として、政治に振り回されるリスクへ備えるべく、暖簾分けでリスク隔離を進めていた、という整理は新鮮だった。

    1921年の三菱•川崎争議の章を読むと、ロシア革命後の各国での労働者懐柔努力がよく分かる。赤化の可能性が客観的にどの程度あったのか分からないが、少なくとも当時リアルタイムで生きていた人にとっては、将来の不安定さ、は今の比ではなかったろうと思う。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000059157

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50291125

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著者プロフィール

東京大学名誉教授。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、博士(経済学)。主な著作に、『歴史としての高成長東アジアの経験』(共編、京都大学学術出版会、2019年)、『日本経済史』(有斐閣、2019 年)などがある。

「2022年 『企業類型と産業育成 東アジアの高成長史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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