基本統計学〔第5版〕

著者 :
  • 有斐閣
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641165960

作品紹介・あらすじ

長年好評を博してきた,信頼の厚い定番テキスト。初歩から段階を踏んで解説。やや難しい箇所には印を付し,目的に合わせた学習ができる。練習問題も充実している。近年の動向に合わせて,新たにデータ・サイエンスとの関連を説明する章を設けた最新版。

感想・レビュー・書評

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  • 417||Mi||5e

  • 第3版で勉強し,第5版で再読。文章が平易,数式の展開も丁寧。しかし,文系にはこれでも難しいのだろうけど,東大出版会の統計学入門よりは理解しやすいのではないかと思う。

    ホントに丁寧なテキストなのだけど,恐らく間違った記述がある。

    p.70 「r^2は分散すなわちもとのデータの2乗の次元で表されていることから,もとの次元の量にするためにその平方根を…」
    →r^2はデータの単位がない無名数。

    ただ,この第5版は2022年4月に出されたのだけど,1箇所気になる記述がある:

    「現在わが国は世界に冠たる“統計大国”であり,政府部門における統計の整備と高度利用とにおいて,世界で一,二を争う国であるといってもよい。(p.4)」 

    これはウソ。世界に冠たるのであれば,統計改竄はあり得ないし,「経済三流,政治は論外」という状況にはなっていないはず。経済学者として謙虚にかつ冷静に,この部分は書き改めるべきだったのではないかと思う。さらに言えば,pp.12-13の「GNPとその成長率 (1960-73年)」のデータを,近年のGDPのデータとともに掲載すれば,序章で述べられている「統計の役割」がよりクリアに理解されただろう。

  • 東2法経図・6F開架:417A/Mi76k//K

  • 【書誌情報】
    基本統計学 第5版
    著者:宮川公男 (一橋大学・麗澤大学名誉教授)
    発売日:2022年04月
    版型:A5判上製カバー付 , 366ページ
    定価:3,190円(本体 2,900円)
    ISBN:978-4-641-16596-0

    長年好評を博してきた,信頼の厚い定番テキスト。初歩から段階を踏んで解説。やや難しい箇所には印を付し,目的に合わせた学習ができる。練習問題も充実している。近年の動向に合わせて,新たにデータ・サイエンスとの関連を説明する章を設けた最新版。
    http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641165960

    【簡易目次】
    序章 不確かさの時代に向き合う基本統計学
    第1章 平均値と分散
    第2章 度数分布
    第3章 回帰と相関の分析
    第4章 確率
    第5章 確率変数と確率分布
    第6章 主な確率分布
    第7章 標本分布
    第8章 推定
    第9章 検定
    第10章 回帰の推測統計理論
    終章 統計学の歴史,因果関係分析,データ・サイエンス

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著者プロフィール

一橋大学・麗澤大学名誉教授

「2022年 『基本統計学〔第5版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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