- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641165960
作品紹介・あらすじ
長年好評を博してきた,信頼の厚い定番テキスト。初歩から段階を踏んで解説。やや難しい箇所には印を付し,目的に合わせた学習ができる。練習問題も充実している。近年の動向に合わせて,新たにデータ・サイエンスとの関連を説明する章を設けた最新版。
感想・レビュー・書評
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417||Mi||5e
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第3版で勉強し,第5版で再読。文章が平易,数式の展開も丁寧。しかし,文系にはこれでも難しいのだろうけど,東大出版会の統計学入門よりは理解しやすいのではないかと思う。
ホントに丁寧なテキストなのだけど,恐らく間違った記述がある。
p.70 「r^2は分散すなわちもとのデータの2乗の次元で表されていることから,もとの次元の量にするためにその平方根を…」
→r^2はデータの単位がない無名数。
ただ,この第5版は2022年4月に出されたのだけど,1箇所気になる記述がある:
「現在わが国は世界に冠たる“統計大国”であり,政府部門における統計の整備と高度利用とにおいて,世界で一,二を争う国であるといってもよい。(p.4)」
これはウソ。世界に冠たるのであれば,統計改竄はあり得ないし,「経済三流,政治は論外」という状況にはなっていないはず。経済学者として謙虚にかつ冷静に,この部分は書き改めるべきだったのではないかと思う。さらに言えば,pp.12-13の「GNPとその成長率 (1960-73年)」のデータを,近年のGDPのデータとともに掲載すれば,序章で述べられている「統計の役割」がよりクリアに理解されただろう。 -
東2法経図・6F開架:417A/Mi76k//K
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【書誌情報】
基本統計学 第5版
著者:宮川公男 (一橋大学・麗澤大学名誉教授)
発売日:2022年04月
版型:A5判上製カバー付 , 366ページ
定価:3,190円(本体 2,900円)
ISBN:978-4-641-16596-0
長年好評を博してきた,信頼の厚い定番テキスト。初歩から段階を踏んで解説。やや難しい箇所には印を付し,目的に合わせた学習ができる。練習問題も充実している。近年の動向に合わせて,新たにデータ・サイエンスとの関連を説明する章を設けた最新版。
〈http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641165960〉
【簡易目次】
序章 不確かさの時代に向き合う基本統計学
第1章 平均値と分散
第2章 度数分布
第3章 回帰と相関の分析
第4章 確率
第5章 確率変数と確率分布
第6章 主な確率分布
第7章 標本分布
第8章 推定
第9章 検定
第10章 回帰の推測統計理論
終章 統計学の歴史,因果関係分析,データ・サイエンス